ラベンダーの種類別アロマ(精油)の効能の違い!危険なオイルもある?

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ラベンダーは、多くの商品の香りにも
使われていますが、
実はラベンダーは1種類ではなく
いろんな種類があるのをご存知でしょうか?

しかも同じ品種なのに
呼び方が違ったりして
わかりずらかったりするんですよね・・(≧∀≦)

 
アロマテラピーでラベンダーを楽しみたいあなた
ラベンダー畑に行って種類が違うラベンダーの
香り比べをしたいあなた
 
ここではラベンダーの中でも
アロマテラピーに使用されている
4種類をご紹介します。
 
普段、あなたが日常で香料として嗅いでいた
ラベンダーの香りは、
実はラベンダーではいかもしれません・・・
 

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ラベンダーの基本情報

 
原産地はフランスやスペインなどのヨーロッパ
地中海地方、アメリカ、
日本でも北海道が有名ですが
今では関東、東海、九州、その他の地域でも
全国各地で栽培されています。
 
科名:シソ科
精油抽出法:花穂の水蒸気蒸留法
一般的にアロマテラピーでラベンダーといえば
万能オイルといわれています。
 
不眠のときにいいアロマとして
登場することが多いですがそれだけではないんです!
 
鎮静作用に始まり、鎮痛、抗うつ、皮膚の再生
抗炎症、抗菌、血圧降下、抗感染症、
筋肉弛緩、神経障害(ストレス)、更年期障害
鎮痙攣など様々な症状に有効といわれています。
 
火傷に切り傷に消化器系、呼吸器系、
スキンケアとホントに万能ですね。
 
ラベンダーは私もよく使うアロマの1つです。
 
これからは汗が気になる季節ですので
脇などデオドラントとしても活用しています(^_^)v
 

アロマの王道のラベンダーアングスティフォリア

 
 学名:Lavandula angustifolia
その他の呼び方:

真正ラベンダー
イングリッシュラベンダー
コモンラベンダー
ファインラベンダー
ラベンダーオフィキナス
ラベンダーベラ

成分:酢酸リナリル、リナロール、オシメン、カリオフィレンほか
香りの特徴:さわやかで甘酸っぱい香り
揮発速度:トップノート

 
一般的にアロマテラピーでラベンダーといえば
ラベンダーアングスティフォリアのことを指します。
 
主成分は酢酸リナリル、リナロールが多く
鎮静効果が高く心身のリラックスに、
ストレス、不眠やお肌にも効果が期待
でき
他のラベンダーよりも香りや効能としても
最も優れているラベンダーの種といえます。
 

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スパイクラベンダー

学名:Lavandula spica
その他の呼び方:
ラベンダースピカ
ラベンダーラティフォリア
野生ラベンダー
 
 
成分:リナロール、1.8シネオール、カンファー、α-ピネンほか
香りの特徴:ツンとくる香り
揮発速度:トップノート
 
ラベンダーアングスティフォリアと違い
主成分がリナロールと1.8シネオールのため
心身のリラックスよりも
傷や火傷、鼻水などの粘膜を溶かしたり
感染症に対して使用されることが多いです。

カンファー(ケトン類)が含まれますが
用量を守って使用すれば禁忌事項もありません。

 

ラバンジン

 
学名:Lavandula hybrida

ラバンジンは、ラベンダーアングスティフォリアとスパイクラベンダーの交配種です。
ハイブリット(雑種)とも言います。

 
成分的にもラベンダーアングスティフォリアに
近く効果作用も似ています。
 
栽培しやすいことから真正ラベンダーの代用に
多くの商品の香料にも使用されていて
アングスティフォリアより価値は劣ります。
 
さらにラバンジンには、いくつか種類があります。
 
スーパー(super)
グロッソ(grosso)
アブリアリス(abrialis)
など
 
 
その中のラベンダースーパーの成分のご紹介:
酢酸リナリル、リナロール、カンファー、オシメンほか
 
香りの特徴:スッキリした香り
揮発速度:トップノート

アングスティフォリアに含まれていない
カンファー(ケトン類)が含まれますが
用量を守って使用すれば禁忌事項もありません。

 

フレンチラベンダー

 
学名:Lavandula stoechas
その他の呼び方:
ラベンダーストエカス
 
 
成分:フェンコン、カンファー、カンフェン、α-ピネンほか
香りの特徴:ツンとした香りが強い
揮発速度:ミドルノート

成分のフェンコンやカンファーなどの
ケトン類が50%~80%と多く
脂肪や粘液を溶かす作用があるため
ダイエットや粘液疾患に使用されることが多いです。

ケトン類の成分が多い場合は、
乳幼児、妊産婦、授乳中の女性、
てんかん患者は使用不可の禁忌
事項があります。

 
 
アロマ(精油)の豆知識

ノート・揮発速度とは:

アロマ(精油)は、香りが消えるまでの揮発速度がそれぞれで異なり3種類のノートにわけられます。

トップノート:30分~2,3時間
柑橘系やメントール系に多く、ブレンドアロマの最初に嗅いだときに印象に残る香りです。

ミドルノート:2~5時間くらい
フローラル系、ハーブ系、樹木系が多く、ブレンドしたアロマの中心となる香りです。

ベースノート:6時間2,3日持続するものも
樹脂系やスパイシー系に多いです。

 

 

まとめ

ラベンダーの4品種の成分の違いによる
効能の違いをご紹介しましたが
いかがでしたでしょうか。
 
 
私たちが普段、ラベンダーだと思って
嗅いでいた香りは、本物のラベンダーではなく
アングスティフォリアとスパイクラベンダーの
交配種のラバンジンだったのかも
しれませんね。
 
 
ラベンダーアングスティフォリアとは
成分も全く違うフレンチラベンダーは
使用方法も注意が必要になってきます。
 
 
ご紹介した成分はほんのわずかですが
細かい成分まで入れると
1種類のアロマ(精油)に対して
数百種類に及ぶ成分が含まれています。
 
人間が新たな成分を添加したり、
または除去することもなく
天然のピュアなまま使うことに意味があり
大切なことでもあるんです☆
 
あなたも植物からの贈り物を
生活の一部に取り入れてみてはいかがでしょうか。
 
 
最後までお読みいただきまして
ありがとうございました☆


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