春菊の水耕栽培の種まきと育て方と栽培記録!香り成分や栄養効能もご紹介

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野菜の香りシリーズ?!
前回は大葉をご紹介しましたが
今回は秋から冬にかけてお鍋の材料にもなる春菊です。

春菊は独特な香りですよね。
その香り成分の効果効能と

室内でペットボトルの水耕栽培での育て方と
畑に移植した栽培記録も合わせてご紹介します。

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春菊の香り成分と効能

代表的な春菊の香りは、針葉樹に多く含まれるα-ピネンや
大葉(シソ)にも含まれている強い抗菌作用
食中毒の予防に効果的なペリルアルデヒド

その他にβ-ピネン、β-ミルセンなど13種類の芳香成分で構成されています。

α-ピネンを多く含むアロマ(精油)の代表は
ヒノキ、サイプレス、パイン(アカマツ)などがあります。
これらは強壮作用があり森林浴効果、血行促進
うっ滞除去作用、免疫向上作用
抗菌、抗ウィルス
などの作用があるんですね。

栄養成分と効果効能

ちなみに栄養成分もご紹介しておきますと
βカロテン、ビタミンB2、ビタミンC、ビタミンE
ビタミンK、カルシウム、鉄、食物繊維などがあり

消化器系、呼吸器系の症状を改善
目の健康を助ける
骨を丈夫にする
食欲増進などの効果効能があります。
 

春菊の春でも秋でも簡単な種まき方法と育て方と收穫は?

 
春菊には2種類あり
関東地方に多い摘み取りながら收穫する株立ち型
関西地方に多い株ごと收穫する株張り型があります。
 
暑さに弱いため春は收穫期間が短くなるので株張り型
秋まきは摘み取りながら長く收穫するの株立ち型がおすすめです。
 
 
私は、春も摘み取り收穫の中葉春菊
ペットボトルの水耕栽培で育てました(^^)
 

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種まき時期と栽培期間

春まき:3~5月
秋まき:8月下旬~9月下旬
生育は15~20℃が適温
好光性種子
 
27℃位の長日でとう立ちするので
秋まきなら花芽ができないため
收穫期間も長くなり霜が降りるころまで收穫ができます。

 

ここでは私が実践した摘み取り型の
春菊についてご紹介します。

 
 
 

春菊は発芽率が50%と悪いため
直まきの場合は、5mm間隔の条まきにし
本葉2,3枚で間引きを開始します。
本葉が4,5枚で15~20cmになる頃には1本に間引きます。

 

收穫は、草丈20cmになったら開始します。
下の葉4,5枚残して摘み取っていきます。
残した葉から脇芽が出てくるので
脇芽から成長した葉2枚を残して摘み取っていきます。
これを繰り返しながら收穫していきます。

種を取りたい場合は春まきをしよう!

種を取りたい場合は、春蒔きにしましょう。
開花してから40日くらいで
1つの花に対して300~400粒ほど採取できます。

花の中でも遅く咲いた花から採取すると
とう立ちが遅い種になる可能性があります。

採取してから2,3ヶ月の休眠期間の後に
次の種まきに使うことができますが
できれば採取から1年以上経った種の方が
病気が少なくなるようです。

ちなみに種の寿命は2,3年です。

 
畑やプランターの土に直まきで育てられますが
私が実践した水耕栽培での種まきと
成長過程の樣子をご紹介します。
 
私が実践している種まき方法の詳細は
以前、私が書いた記事をご覧下さい

種まきは、まず催芽まきをしました。

 
発芽を確認した種を川砂の用土に種まきしました。
下の写真は春菊以外の野菜のポットもあります。
日数がたっているので
双葉が確認できる野菜もありますね。
 
ポットは一般的な育苗ポットでも
ペットボトルの頭の部分でもどちらでもOKです。
 
最終的に4株を栽培しました。

 

3株は室内のLEDライトで水耕栽培をし
あまり元気がなく成長が遅い1株は畑へ移植しました。

 

室内の3株はこんな感じで育ってます。
観察のために2株は摘芯し收穫しながら育て、
1株は摘心せずに種まで收穫してみることに。

 左の2株が摘芯した株です↑
 
摘芯すると脇芽がどんどん伸びてくるので
それも收穫していきます↓

摘芯していない株はつぼみが確認できます↓
この摘芯してない株は、背丈がライトの位置を
超えてしまったため上の方の葉っぱが
光合成できず緑色になりにくい状況でした。

 

そのうちになぜか根っこの部分が
黒くなっていることに気づきます。

 
気づいたのは液肥に黒い根っこが落ちて
黒っぽくなっていたからです。
 
こんな感じで下半分が黒く根っこが
短く切れているのがわかります↓
根腐れをしてしまったようですね。
かといって葉は枯れてしまうわけでもなく
液肥もちゃんと消費してつぼみも開きましたが
 
非常に暑かった7月上旬のある日に
根っこの上の方の新しい白い部分も
黒くなってしまったため種取りは諦めて
バッサリ茎で切断し水挿しとして
枯れるまで見守ることにしました。↓
カットして背丈が短くなった分
今更ですがやっとライトにも当たる高さに。。
もう意味ないかな?!・・・(≧∀≦)
 
 
今回の水耕栽培は、中葉春菊の春蒔き
3月下旬に種まきしてから
摘芯した2株に関しては
7月上旬の收穫を最後に終了しました。
 

畑に移植した水耕栽培の春菊苗の成長記録

ここからは成長が悪くなかなか成長しなかった
水耕栽培の1株を畑に移植した記録です。
 
こちらの株は種まきから40日くらい経っているのに成長も遅く元気がない状態です↓
葉っぱも先端が少しくすんでいるような・・・?! 
ダメ元でも畑デビューすればもしかして回復するかも?!
と思いながら土耕栽培に切り替えることを決断!
↑ちょっとオーバーですね(笑)
 
 
草マルチと同色で見づらいですが
移植したてなのでまだ葉っぱは青々としてますね↓
移植後しばらくは成長もあまりせず
むしろ葉っぱが薄く枯れかけるものもありました。
根元の方の葉っぱが白っぽくなっています↓

移植20日後にはこんな感じに少し復活し
葉っぱも少し増えてきました↓

移植後40日くらい↓

摘芯せず間引き&収穫もせず見守っていると
移植から2ヶ月でこんな感じに蕾をつけるまでになりました(7/3)

種取りはこの畑の株で行いたいと思います。
 

【2018.2.20追記】畑のその後と越冬中のプランター春菊

その後、畑のお花はたくさん咲きました。
台風の影響で横に倒されながらも踏ん張ってる春菊です。

倒れかけながら、そのまま畑で枯れるのを待ち
その中の数個の持ち帰り、自宅のリビングで
カラカラに乾燥するまで待って採種しました。(写真撮り損ねました^^;)

プランターに種まきした春菊は元気に越冬中

畑で自然栽培をしてみたい私としては
自宅でも何か出来ないかなぁと思い
プランターに雑草代わりとして?!
多様性の実験でやってみよう~!ということで
10月下旬に春菊の種をまいてみました。

コンパニオンプランツ風とも言えるのでしょうか。。。

競合しているかどうかも気にせず
ネギが植えられていたプランターに
ニンニク、小カブ、二十日大根、春菊と共に種まき。
どれも3粒程度の種まきで間引きして1株に。

冬に近づくにつれて日照時間も
2時間位とまともに日が当たらないベランダでの栽培
生長も超のんびりな野菜たちです。。

二十日大根、カブは年末に小ぶりですが収穫
大きく育つ前に冬の厳しさが到来
春菊は不織布をかけて越冬することにしました。

上の写真は2月上旬の写真です。
奥に見えている不織布は、畑から持ってきた小松菜です。

今年は氷点下-1~3℃という寒さの日が続き
2週間程は夜間のみプランターを室内に避難させました。

春菊は収穫せずにコンパニオンプランツ的に
生やしておこうと思って種まきしましたが
欲が出てきてしまい背丈も20cmくらいだったので
ほんの少しだけ味見がてら収穫してみました。
苦味もなくサラダでも美味しい春菊でした~(^^)

カブも不織布をかけていたので葉っぱは青々しています

今年は日照時間の少ないベランダのプランターで
日陰でも育つような野菜やハーブで
自然栽培を実践してみたいなぁ
と思いながら春を待っているところです☆

まとめ

春菊の香り成分には強い抗菌作用や
食中毒の予防に効果的な成分が多く含まれています。
 
種まき時期は 
春まき:3~5月
秋まき:8月下旬~9月下旬
 
生育は15~20℃が適温です。
種取りまで行いたいときは春蒔きで
但し收穫期間は短くなります。
 
收穫を長く楽しむなら摘み取り型の春菊を
秋蒔きするのがおすすめです。
 
お鍋が美味しくなる季節にピッタリの春菊
手軽に水耕栽培でも始められるので
あなたも実践してみてはいかがでしょうか。
 
最後までお読みいただきまして
ありがとうございました☆

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