岡山大学の研究によりパクチーに多く含まれている
リナロールという成分が放射線を防護する効果が
あることがわかったそうです!
東日本大震災の原発事故やがん患者さんの
放射線治療にアロマオイルが将来活用されるようになりそうです(^^)
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目次
ラベンダーやパクチーに含まれる成分が放射線防護効果があることを解明
リナロール処理を施したマウスリンパ種細胞に致死的であるエックス線を照射しても、細胞の生存に影響を及ぼさないうえ、放射線による細胞損傷の第一標的である核DNAの損傷も、リナロールの抗酸化作用によりほぼ完全に防護されることが判明した。
これまで放射線の被曝による影響を受けないために
放射線防護剤を使用するため
副作用が問題になっていたようで
安全な防護剤が求められているのが現状。
副作用には吐き気、アレルギー、
血圧上昇などがあります。
それをアロマオイル(精油)のリナロールという
香り成分によって解決される日が近い将来きそうです(^^)
福島の原発事故ではいまだに
というかこれからも何年、何十年・・・・
と続く事故処理
またガン患者さんの放射線治療による
過剰な被爆を防ぐためにも使われてきた放射線防護剤です。
リナロールを多く含むアロマオイル(精油)は?
それではリナロールを多く含むアロマ(精油)は
他にどんなものがあるのか調べてみました。
岡山大学の研究報告でも記載されている
ラベンダーの他には
ローズウッド、バジル、タイム
ネロリ、ベルガモット、ラバンジン
ゼラニウム、クラリセージ
少量ですがオレガノ、ヘリクリサム、
オレンジビター、オレンジスイート、
パルマローザ、シナモン(樹皮、葉)などもあります。
リナロールには2種類
l-リナロール(上記記載の多くのアロマ)
d-リナロール(コリアンダー、ローズウッド)
があるようですが研究では「l」と「d」の
区別はしていないようです。
それぞれの特徴としては
l-リナロール:鎮静、抗不安作用など
d-リナロール:神経強壮、疲労回復作用など
多くのアロマ(精油)にリナロールは
含まれているんですね~
1種類だけではなく複数のアロマ(精油)を
日常的に活用することでリナロールの香り成分を
自然と取り入れることができるようになると考えられます。
放射線防護効果だけではなく
他にも多くの効果効能が期待できるアロマオイル(精油)
いろいろな種類のアロマ(精油)を使っているだけで
安全に健康維持ができちゃうのは嬉しいことです☆(^^)
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PRESS RELEASE 岡山大学
平成 29 年 6 月 22 日
ラベンダーやパクチーに含まれる精油成分に 放射線防護効果があることを解明
岡山大学中性子医療研究センターの小野俊朗教授、花房直志准教授らの研究グループ は、古来より生薬や香料として広く用いられてきた精油の主成分であるモノテルペノイド の中に、放射線に対して防護効果を有するものがあることを明らかにしました。本研究成 果は 5 月 4 日、ハンガリー国の国際雑誌「Journal of Radioanalytical and Nuclear Chemistry」 電子版に掲載されました。 本研究成果により、精油成分を用いた安全な放射線防護剤の開発と利用が進展すること が期待されます。
<業 績>
小野教授らの研究グループは、精油成分の中で代表的な 3 種類のモノテルペノイド(チ モール、リナロール、メントール)について放射線防護効果を調べ、リナロールに放射線 防護効果があることを明らかにしました。 500 マイクロモルのリナロール処理を施したマウスリンパ腫細胞へ、致死的である 5 グ レイの X 線を照射した場合でも、細胞の生存には影響を及ぼさないことが判明。さらに、 放射線による細胞損傷の第一標的である核 DNA の損傷もリナロールの抗酸化作用により、 ほぼ完全に防護されることも解明しました。 リナロールはラベンダーの主成分であり、香料として広く日用品に使用されています。 また香味野菜として親しまれているパクチーにも含まれており、ヒトに安全な化合物であることが大きな特徴です。<背 景>
放射線防護剤は放射線事故などによる被曝の時に必要とされるほか、がん患者などへの 放射線治療の時に過剰な被曝を防ぐために予防的に使用されている例もあります。現在、有効性が認められている放射線防護剤としてヒトに用いられているものはごく限られたも のしかありません。しかしこれらには吐き気、アレルギー、血圧上昇などの副作用があり、安全に使用あるいは摂取できる放射線防護剤が求められています。<見込まれる成果>
リナロールは精油の成分の一つですが、香味野菜として利用されているパクチーに多く含まれています。このために日常的に摂取できることから、予防的な放射線防護効果が可能となります。さらに、他の精油成分の中にも同様な効果が期待できるものがあると予想されており、その発見が期待されています。<論文情報等>
著者 Ken-ichi Kudo, Tadashi Hanafusa and Toshiro Ono
題名 In vitro analysis of radioprotective effect of monoterpenes
誌名 Journal of Radioanalytical and Nuclear Chemistry,
DOI 10.1007/s10967-017-5268-0, 2017
最後に
香り成分のアロマオイル(精油)の研究は
まだまだ遅れている日本。
しかし、今回のように少しずつでも
研究もされるようになってきました。
研究の成果を待たずとも
あなたはいつでも天然のピュアなアロマ(精油)を
日常的に使うことができます。
アロマテラピー未経験のあなたでしたら
まずはラベンダーから活用してみてはいかがでしょうか。
最後までお読みいただきまして
ありがとうございました☆
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