今回は秋から冬にかけてお鍋の材料にもなる春菊です。
春菊は独特な香りですよね。
その香り成分の効果効能と
室内でペットボトルの水耕栽培での育て方と
畑に移植した栽培記録も合わせてご紹介します。
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目次
春菊の香り成分と効能
大葉(シソ)にも含まれている強い抗菌作用
食中毒の予防に効果的なペリルアルデヒド
その他にβ-ピネン、β-ミルセンなど13種類の芳香成分で構成されています。
α-ピネンを多く含むアロマ(精油)の代表は
ヒノキ、サイプレス、パイン(アカマツ)などがあります。
これらは強壮作用があり森林浴効果、血行促進
うっ滞除去作用、免疫向上作用
抗菌、抗ウィルスなどの作用があるんですね。
栄養成分と効果効能
ちなみに栄養成分もご紹介しておきますと
βカロテン、ビタミンB2、ビタミンC、ビタミンE
ビタミンK、カルシウム、鉄、食物繊維などがあり
目の健康を助ける
骨を丈夫にする
食欲増進などの効果効能があります。
春菊の春でも秋でも簡単な種まき方法と育て方と收穫は?
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種まき時期と栽培期間
收穫期間も長くなり霜が降りるころまで收穫ができます。
ここでは私が実践した摘み取り型の
春菊についてご紹介します。
春菊は発芽率が50%と悪いため
直まきの場合は、5mm間隔の条まきにし
本葉2,3枚で間引きを開始します。
本葉が4,5枚で15~20cmになる頃には1本に間引きます。
收穫は、草丈20cmになったら開始します。
下の葉4,5枚残して摘み取っていきます。
残した葉から脇芽が出てくるので
脇芽から成長した葉2枚を残して摘み取っていきます。
これを繰り返しながら收穫していきます。
種を取りたい場合は春まきをしよう!
種を取りたい場合は、春蒔きにしましょう。
開花してから40日くらいで
1つの花に対して300~400粒ほど採取できます。
花の中でも遅く咲いた花から採取すると
とう立ちが遅い種になる可能性があります。
採取してから2,3ヶ月の休眠期間の後に
次の種まきに使うことができますが
できれば採取から1年以上経った種の方が
病気が少なくなるようです。
ちなみに種の寿命は2,3年です。
成長過程の樣子をご紹介します。
種まきは、まず催芽まきをしました。
下の写真は春菊以外の野菜のポットもあります。
双葉が確認できる野菜もありますね。
ペットボトルの頭の部分でもどちらでもOKです。
3株は室内のLEDライトで水耕栽培をし
あまり元気がなく成長が遅い1株は畑へ移植しました。
室内の3株はこんな感じで育ってます。
観察のために2株は摘芯し收穫しながら育て、
1株は摘心せずに種まで收穫してみることに。
超えてしまったため上の方の葉っぱが
光合成できず緑色になりにくい状況でした。
そのうちになぜか根っこの部分が
黒くなっていることに気づきます。
黒っぽくなっていたからです。
短く切れているのがわかります↓
かといって葉は枯れてしまうわけでもなく
液肥もちゃんと消費してつぼみも開きましたが
今更ですがやっとライトにも当たる高さに。。
もう意味ないかな?!・・・(≧∀≦)
3月下旬に種まきしてから
摘芯した2株に関しては
7月上旬の收穫を最後に終了しました。
畑に移植した水耕栽培の春菊苗の成長記録
ダメ元でも畑デビューすればもしかして回復するかも?!
と思いながら土耕栽培に切り替えることを決断!
↑ちょっとオーバーですね(笑)
移植したてなのでまだ葉っぱは青々としてますね↓
摘芯せず間引き&収穫もせず見守っていると
移植から2ヶ月でこんな感じに蕾をつけるまでになりました(7/3)
【2018.2.20追記】畑のその後と越冬中のプランター春菊
その後、畑のお花はたくさん咲きました。
台風の影響で横に倒されながらも踏ん張ってる春菊です。
倒れかけながら、そのまま畑で枯れるのを待ち
その中の数個の持ち帰り、自宅のリビングで
カラカラに乾燥するまで待って採種しました。(写真撮り損ねました^^;)
プランターに種まきした春菊は元気に越冬中
畑で自然栽培をしてみたい私としては
自宅でも何か出来ないかなぁと思い
プランターに雑草代わりとして?!
多様性の実験でやってみよう~!ということで
10月下旬に春菊の種をまいてみました。
コンパニオンプランツ風とも言えるのでしょうか。。。
競合しているかどうかも気にせず
ネギが植えられていたプランターに
ニンニク、小カブ、二十日大根、春菊と共に種まき。
どれも3粒程度の種まきで間引きして1株に。
冬に近づくにつれて日照時間も
2時間位とまともに日が当たらないベランダでの栽培
生長も超のんびりな野菜たちです。。
二十日大根、カブは年末に小ぶりですが収穫
大きく育つ前に冬の厳しさが到来
春菊は不織布をかけて越冬することにしました。
上の写真は2月上旬の写真です。
奥に見えている不織布は、畑から持ってきた小松菜です。
今年は氷点下-1~3℃という寒さの日が続き
2週間程は夜間のみプランターを室内に避難させました。
春菊は収穫せずにコンパニオンプランツ的に
生やしておこうと思って種まきしましたが
欲が出てきてしまい背丈も20cmくらいだったので
ほんの少しだけ味見がてら収穫してみました。
苦味もなくサラダでも美味しい春菊でした~(^^)
カブも不織布をかけていたので葉っぱは青々しています
今年は日照時間の少ないベランダのプランターで
日陰でも育つような野菜やハーブで
自然栽培を実践してみたいなぁ
と思いながら春を待っているところです☆
まとめ
食中毒の予防に効果的な成分が多く含まれています。
但し收穫期間は短くなります。
秋蒔きするのがおすすめです。
手軽に水耕栽培でも始められるので
あなたも実践してみてはいかがでしょうか。
ありがとうございました☆
>>野菜を育てるならどっち?種と苗の違いと選んではいけないものをご紹介
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