野菜を育てるならどっち?種と苗の違いと選んではいけないものをご紹介

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家庭菜園を楽しむ人たちにとっては
3月、4月は菜園をスタートさせる時期でもあります。

スーパーや園芸店では多くの夏野菜の苗が
店頭に並びますね。
私は見ているだけでワクワク楽しい気分になります(^^)

野菜を育てるときに最初に悩むのが
種から育てるか、苗から育てるかではないでしょうか。。。

ここでは種と苗の違いについてご紹介します。

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種と苗の違い

野菜を育てていると成長過程を見るのが楽しく
病害虫に悩ませられた時にはヒヤヒヤすることも。

家庭菜園の初心者さんなら誰しも
一喜一憂しながらも楽しい野菜づくりを
しているのではないでしょうか。

自然農法、無農薬、有機農法、無肥料自然栽培・・・
といろんな栽培方法がありますが、
その大元となる種が健康なものでなければ、
野菜も健康には育ちにくいものです。

私たちの体は食べたもので作られています。
であるならば食べるものも健康な食べ物がいいですよね。

まずは種と苗の違い、メリット・デメリットについてご紹介します。

種のメリットとデメリット

●種から育てるメリットは
価格が安くコスパが良い
たくさん育てることも可能
野菜の品種が豊富なので好きなものを選べる
健康な種を選べる(記事の一番下で解説)
苗よりも健康によく育つ
厳しい環境にも耐えられる強さに育つ
生長過程を楽しめるので、より愛着が湧く

●種から育てるデメリットは
発芽して大きくなるまでに時間がかかる
発芽しない可能性がある
発芽の温度調整を必要とする種がある

苗のメリット・デメリット

●苗から育てるメリットは
幼苗期をカットできるので時間短縮ができる
育苗スペースを確保する必要がない
初心者でも育てやすい

●苗から育てるデメリットは

価格が割高(たくさん作れない)
店頭に出回る期間が限られる
種からの育苗環境がわからない
どのような種子が使われているかわからない(記事の一番下で解説)
農薬が使われている可能性がある
購入後の環境の変化により株が弱り病気になる可能性もある

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健康な野菜は種から

野菜を健康に育てるならば
種から育てることをオススメします。

野菜の生長を左右する発芽後の幼苗期が、
どのような育てられ方をしたかが大切だからです。

種選びのポイントは
殺虫、殺菌処理されていないもの
薬剤を着色された種は腐敗しやすく
カビが生えることもあるので避けます。

苗の問題点は何かというと育苗方法にあります。

果菜類の多くは温室育ちで、
農薬が使われている可能性があり
購入後に定植すると気温の変化で株が弱り
病気になることもあるのです。

また化学肥料を多く使うこともあり
定植後、病害虫に悩まされることもあります。
そうなると結果的に農薬により
対処しなくてはならないという悪循環に陥ることも。

だからといって全ての苗がダメという訳ではなく
その中でも生命力が強い株なら丈夫に育つこともあります。

どうしても苗から育てたいというあなたは、
苗選びを慎重に行いましょう。

苗選びのポイントは

苗選びのポイントは
下記のものは避けるようにしましょう。

病気になっているもの
アブラムシが芽先に多発しているもの
葉が小さく生長点に勢いがないもの
葉が異常に大きく不自然なもの
葉の色が濃いもの、または薄く変色しているもの
多肥料により生長しすぎているもの

できれば育苗ポットの中の土が
堆肥かどうかの確認もしましょう。

粘土質の場合は、土を落として
定植することをオススメします。

種にはいろいろな種類がある

種にもいろいろな種類があることをご存知でしょうか。

① 昔から受け継がれてきた種
「固定種」「在来種」
中には表示がない場合もあります。

② 2つ以上の品種をかけ合わせたり
人工的に開発された種です。
「F1種」「ハイブリット」「交配種」

上記以外には聞いたことがないかもしれませんが
「雄性不稔」「GM種(遺伝子組換)」
「ターミネーター遺伝子」
などがあります。

②の種は、農家さんや
消費者のニーズに合うように開発された種で
育てやすくスーパーでは並べやすい大きさに
整ったキレイな野菜が育つ種です。
改良された品種ほど病害虫の被害を受けやすいです。

F1種(1代目)で育った作物から採種した種で
翌年栽培した場合は前回と同じようには
育たないと言われています。
しかし、7,8世代まで同じ土地で
繰り返し自家採種することで
その土地に合った種に育っていきます。

ちょっと気が遠くなりそうな話ですが
種の生命力を感じますね。

そして雄性不稔はミトコンドリアの異常によるもので
雄しべに異常があることから花粉を作れず
自然界では淘汰されてしまうものです。

ターミネーターは、作物に実った次の世代の
種には毒ができ自殺するように開発されたものです。

これを聞くとなんだか怖いですよね。。。(≧∀≦)
でも多くの人が知らない野菜の真実なのです。

子孫を残せない野菜を食べているかもしれない
と知ったら、あなたはどう感じるでしょうか。
男性の不妊症が近年増えているようですが
何か関係があるのか?!と疑ってしまいます。

①の固定種、在来種は
生長もバラバラで大きさも不揃いですが
このバラバラなのが家庭菜園ではメリットになります。

収穫時期もバラバラなので長い期間楽しめるし
栄養もあり美味しい野菜に育ちます。

厳しい環境にあっても力強く生き延び
生命力もあるのです。

あなたはどの種から育った野菜を食べたいですか?

家庭菜園をするなら固定種・在来種の種で
育てることをオススメします☆

まとめ

種と苗の違いはいかがでしたでしょうか?

家庭菜園で野菜を育てるなら
種から育てるのが一番オススメです。

その種も固定種・在来種で育てましょう!

しかしどうしても苗からがいい!
というあなたでしたら苗選びを慎重に
病害虫の有無や葉の色などを
よく観察して選ぶようにして下さいね。

最後までお読みいただきまして
ありがとうございました☆

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