ミニトマトの水耕栽培を種から発芽させる方法や土への移植記録も

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前回、トマトの香りについてご紹介しましたが
今回はミニトマトの水耕栽培の種からの
育て方について私が実践しているやり方をご紹介します。

また水耕栽培をした苗を畑への
定植もしたのでその記録も最後に
参考までに載せておきましたので

水耕から土耕への移植に切り替えたい方の
ヒントになればと幸いです☆

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トマト(ミニトマト)の基本情報

トマトにはいろいろと種類があり
大玉トマト、中玉トマト、ミニトマトとあります。
ミニより小さいマイクロトマトというものもありましたね。

品種改良が進んでいる大玉トマトほど
育てにくく、小さくなるほど育てやすく
ミニトマトが一番育てやすいです。

また栄養は、大玉トマトよりミニトマトの方が
あるので、我が家ではミニトマトしか食べていないのが現状です。
そのため、選択の余地はなくミニトマトに決定しました。

トマトが好きな環境:
日差しが強く日当たりの良い場所

畑で育てる場合は、高畝にして水はけを良くし
マルチはしっかりして湿度は一定に保つようにすること

相性が悪い野菜:じゃがいも
昨年ナス科を植えていない場所で育てること

気温:昼間25℃が成長には適していて
真夏の高温には弱い

ミニトマトを種から水耕栽培で育てる方法

私が実践したミニトマトの
水耕栽培の育て方をご紹介します。

まずは用土への種まきの前にタッパーに
濡らしたキッチンペーパーを入れて
ペーパーの間にミニトマトの種を蒔いて
タオルをかけて暗くし発芽させました。

少し時期が早く気温が低かったためか
発芽するまでに時間がかかりました。(3月下旬)

↑「催芽まき」

中には発芽しない種もあると思うので
種まき前にこの「催芽まき」をしておくと
発芽しなかった種を避けることができます。

水耕栽培で発芽しない理由は

  • 種が古い
  • 発芽に最適な温度になっていない
  • 必要な水分量に達していないなど

野菜の種類によって発芽率が元々低いものもあるので
種の入った袋を確認してみましょう。

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種まきの時期とやり方

土耕栽培:3月下旬~4月(定植は5月)
水耕栽培:3月下旬~8月

苗を買ってきて育てるのもいいですが
ミニトマトでしたら簡単なので
種まきから成長を見守るのも楽しみの1つ。

種の選び方やスポンジに種まきする方法は
こちらをご覧ください。
>>ペットボトルでもできる水耕栽培の種まき方法のまとめ

今回、私が種まきしたのは
ヤシの繊維でできた用土と
砂の用土の2種類を使いました。

ヤシは「プロトリ-フ」を使用
ゴミとして捨てられるので便利です。
パームピートという名前のものもあります。

砂はホームセンターに売っていた「川砂」を使用

ポットはペットボトルを利用してもOKです。
私はペットボトルの頭の部分と
(飲み口のキャップをはめる部分はカットして)
プラコップの底に穴を開けたもの2種類を利用しました。

・ヤシ用土を利用する場合
乾燥し固まっているヤシ用土を水で増やしてから
ポットに入れてそこへ種まきします。
養分はありませんが、土と同じような使い方ができます。

・砂を利用する場合
キッチンペーパーを折りたたんで
(2,3枚重なる程度)敷いてから砂を入れました。

 

必ず乾いたサラサラの砂を利用します。
砂は購入した時は湿っているので
鍋に入れて火にかけて水分を飛ばしました。

直後は熱いので時間を置いて冷ましてから使います。

あとはヤシ用土と同じように種まきします。

用土に種まきしたら
お皿や100均のファイル入れなどに
水耕栽培用の液肥を入れて
そこに種まきしたポットを置いて
底の穴から肥料を吸収させて発芽させました。
液肥は、ハイポニカを使用しています。

今は他の野菜を育てていますが
発芽するまでは液肥ではなくて
水でやっています。

↑この写真は他の野菜のポットですがこんな感じです。
上の列はヤシ用土、下の列は砂地です。

種まきにはヤシ用土と砂の用土ではどっちがいいの?

種まきには、どちらの用土がいいのか
比較してみました。

ヤシ用土:
発芽しやすい
再利用できない

砂の用土:
発芽に時間がかかるのと
蒔き方が悪いと出てきた根っこが
砂に埋まらず表に見えてしまうことも。

慣れるまではちょっとコツがいるので
種がたくさんある野菜で練習すると
いいかもしれません。

メリットは砂地で発芽してくれれば
環境が厳しい中で育つためしっかりした株になります。

それと間引きをしなくても、
水で砂を優しく洗うだけで
根っこが離れてくれるのもメリットです。


↑トマトではありませんが参考までUPしてみました。

写真↓の右は砂地、左がヤシ用土です。
左の方が葉の色も薄く弱々しく感じますね。
両者で違うのは、用土のみで
日当たりも液肥も同じなのですが・・

使い終わった砂は洗ってテーブルに置いておきました。
するとミニトマトの種が残っていたようで
ちっちゃくてわかりずらいですが発芽してました。

もう終わりだね〜と思って
片付けた後のことだったので
生命力の強さを感じましたね(^^)

ミニトマトをペットボトルに定植したら遮光を忘れずに

ポットの底から根っこが出てきたり
ある程度、育ってから遮光したペットボトルに定植しました。
カップの部分には砂を入れて遮光をしてます。

ヤシ用土の場合は、そのまま液肥の入った
ペットボトルなどの容器へ乗せます。

ペットボトルやそれ以外の容器を
利用する場合でも
光が液肥に届かないように
必ず遮光する
ようにします。
私は写真のようにアルミホイルを貼りました。

遮光しないと苔が発生したり、
根っこも痛めてしまうので必ず遮光して下さい。

砂の用土を利用したポットの苗を
定植する場合は、

水をはった鍋や器にポットごと沈めて
優しく苗を取り外します。
根っこが切れないように砂も優しく取り除いて下さい。

ただトマトの場合は、
根っこが切れるストレスにより
新しい根が多くでき、勢いが出てくるので
あまり気にしなくて大丈夫のようです。

定植するカップはプラカップでも、
ペットボトルを利用してもOKです。

砂を取り除いたら茎と根っこの境あたりを
スポンジで挟みカップに定植します。

スポンジの大きさは、カップに開けた穴よりも
一回り大きく切り取り、
写真のように中心にハサミで切り込みを入れます。

この切れ込にミニトマトの苗を入れて挟み
ペットボトルの穴に押し込めます。

ミニトマトの室内での水耕栽培

写真の真ん中辺りにトマトの苗がありますが
ちょっとわかりずらいですね^^;

自宅は日照条件が悪いため
日が当たらない時間帯は室内でLEDライトを使用。
写真では、1本(長さ60cm)を上から吊るしてますが
後日、1本追加したので現状では2本あります。

その他にもLEDライトを買いましたが
写真のライトをメインに使用しています。

ミニトマトは、間引きをして最終的に
3株になりました。

2株は貸し農園の畑に定植し
一番成長している1株は自宅に残していますが
花が咲き始めました。

それと、そろそろ上から照らすライトに
ぶつかってしまうため
今後の対策を考えなくてはならない状態です。。。

続きはまた記事にアップしたいと思います☆

水耕栽培で苗を作ることにした訳


私の場合は、畑に植えるための苗づくりを
するために水耕栽培を初めてみました。

なぜ土でやらないの?と思われることでしょう。。^^;
一度やりましたが、徒長し成長も遅く
定植の時期も過ぎてしまい上手くいかなかったからです。

自宅の日照条件は、
午前と午後を合計して5時間位でしょうか。

1日を通してたっぷり太陽の日差しがないことが難点(≧∀≦)

ということで日照条件の悪い自宅では
LED を使うことにしたのです。

室内に虫を持ち込みたくなかったことと
土は処分するのに苦労するため水耕栽培にしました。

ミニトマトも苗作りまでと考えていましたが、
大きくなってしまった株に関しては、
そのまま自宅での水耕栽培を続けてみることにしました。

水耕栽培→土耕栽培に移植するのも
植物にとっては環境の変化が違いすぎるため
上手くいくかどうか。。。?!(≧∀≦)

とりあえずどこまでできるのか
チャレンジしてみようかと思います(^_^;)

ペットボトルで水耕栽培で育てる場合は、
以前書いた記事もご覧ください。

水耕栽培の苗を畑に定植しました

最初の写真(5/3)に畑に定植したばかり
次の写真は、それから9日後の状態です。
その間は、雨もほとんど降らずにカラカラ状態でした。

 

葉の色が全体的に薄くなっていますね。
これは葉の栄養を根っこに回しているからでしょうか。

下の写真は13日後の写真です。
途中、雨も降り葉の色も前回より
濃くなっているように感じます。

畑には水分があるため、カラカラの天気でも
なんとか踏ん張ってくれているようです。

2つ目の株↓は、定植する前から葉の色が
薄い状態でしたが、定植4日後に確認すると
上の方の葉が濃くなっているようです。

 

プランターに移植する場合は、
水やり、外気温度もダイレクトに
苗に伝わると思うので、毎日観察しながら
日に当てるか日陰でしばらく置いておくかなど
決めた方がいいと思います。

まとめ

水耕栽培の種まきの時期は、
3月下旬~8月

種から育てる場合は
スポンジやヤシ用土、砂地などに
種まきして育てることができます。

ペットボトルやそれ以外の容器を
利用する場合でも
光が液肥に届かないように
必ずアルミホイルなどで遮光する
ようにしましょう。

私が栽培中のミニトマト1株は水耕栽培で
畑に定植した2株の苗の今後の記録は
また改めてまとめてご紹介したいと思います。

最後までお読みいただきまして
ありがとうございました☆


関連記事はこちらです!
>>ミニトマトの種から水耕栽培をした記録その2

>>トマトの香りが毒に変身?成分の働きをいろいろとご紹介

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