液肥を溜めて育てる方法と
100均の水切り容器を使った種まきの記録を合わせてご紹介します。
得する収穫方法も発見しました~(^^)
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目次
サニーレタス栽培の基本情報
科 名 : キク科の1年草
種まき時期 : 3~5月、8月下旬~10月中旬(中間地)
発芽適温 : 15~20℃(好光性種子)
発芽日数 : 1週間~
生育適温 : 15~20℃(25℃以上は生育が止まる)
場 所 : 日なた(冷涼な気温を好み、夏の高温には弱い)
半日陰でも育ちますが成長が遅くなるので収穫の枚数も減るでしょう
土 壌 : 乾燥に強く過湿に弱い。無肥料でも育ちやすい。
病害虫 : アブラムシ、ヨトウムシ、タバコガ、アザミウマほか。高温期に病気になりやすい。
鉢・容器の大きさ : プランターは小型(20cm以上)~標準(65cmまで)
水耕栽培で育てる場合は、1株につき1つの容器がおすすめ(ペットボトルでも可)
間引き : 隣の株と葉が触れ合うようになったら間引いて食べるか、移植して増やすことも可能
収穫時期 : 葉が20~25cmになったら株元から全部収穫するか、外葉から必要な分だけ収穫すると長期間収穫できます。
レタスを含めてキク科の野菜は、
茎を折ると白い液体、汁が出てきます。
この白い汁とは、鮮度が良いと出てくる
ポリフェノールの1種ですが、
スーパーで置かれているものでは、
この白い汁の確認は難しいかもしれませんね。
新鮮なものを採れるのは
栽培している人の特権かもしれませんね。
上の写真でわかるでしょうか?!
葉の切断面から白い液体が出ていますね。
今回ご紹介するサニーレタス(リーフレタス)は、
結球している玉レタスと違いとっても簡単に
種から育てることができるので初心者さんにもおすすめのお野菜です。
サニーレタス(リーフレタス)の種まき方法
私が実践している種まき方法をご紹介します。
まずはプランターでも水耕栽培でも
どちらの栽培方法でも最初にやっている方法です。
それは「催芽まき」です。
上の写真のようにタッパーに濡らした
キッチンペーパーを敷き、その上に種まきします。
さらに乾かないようにその上に
濡れたキッチンペーパーを被せておきます。
(折りたたんだキッチンペーパーの中に
種まきするという感じで大丈夫です)
こちらの写真↓は春菊の種が
たくさん入っているので黒く見えています^^;
サニーレタスは好光性種子のため
発芽には光が必要なので、
暗くならないようにタッパー全体には
白いタオルを被せて発芽するのを待ちました。
こちらは↓おしぼり用の薄めのタオルなので中は明るいです。
こちら↓はちょっと伸びすぎちゃってるので
もう少し早い段階でプランターの土や
水耕栽培用の用土に種まきした方がいいですね。
私はこれでも全然種まきしちゃいますが。。。^^;
今回使った種は冷蔵庫に保存せず、
暑い夏を乗り越えて、しかも消費期限が切れて
1年経っている種だったため発芽率も
悪いだろうとたくさん催芽まきしました。
しかし、実際は結構発芽するものですね~。
サニーレタスは野生みがあるので
生命力が特に強いのかもしれません。
詳細は以前、私が書いた記事もご覧ください
>>種まきをする前に「催芽まき」をする
水耕栽培の種まき
「催芽まき」が面倒な方は、直接用土に種まきします。
用土はキッチン用のスポンジまたはヤシ用土などを利用します。
私は、養分はありませんが土と同じような
使い方ができるヤシ用土に種まきしました。
催芽まきで芽が出てきた種だけを
ヤシ用土に種まきします。
今回はペットボトルと100均の水切り容器を
使って育てた方法をご紹介します。
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育苗ポットで育てる場合
下の写真の左側のサニーレタスは
育苗ポットに入れて育てた様子
右側の小さい透明の容器は切り離した
ペットボトルの上側を利用しています。
大きくなったら切り離したペットボトルの
下の部分やジャムの空き瓶など
液肥を溜められる穴の空いていない
容器に液肥を入れてその上に育苗した苗の容器をのせて育てるので
最初から右側のペットボトルのような
そのまま上にのせられる丸い容器で育苗した方が楽かもしれません。
こんな感じでのせます↓(参考まで)
我が家は、水耕栽培のサニーレタスに関しては
ずっとLED照明で育てています(下の写真)
虫の心配もほとんどないのでおすすめです!
私が使っている水耕栽培の道具についての
詳細は以前、私が書いた記事をご覧ください
>>野菜を室内で水耕栽培するときに便利なものまとめ
根っこが下から出てきたらペットボトルや
ジャムなどの空き瓶などに液肥をいれて
その上に育てていた苗を容器ごとセットして育てます。
↓左側は小さいペットボトル、右側は500mlを使用しました。
根っこの長さに応じて容器の大きさを変えています。
ヤシ用土が入ったまま載せてもいいですし
スポンジに移しかえて載せても大丈夫です。
ペットボトルで水耕栽培をするときの詳細は
以前、私が書いた記事をご覧ください
>>ペットボトルでもできる水耕栽培の種まき方法のまとめ
水やりは、根っこの長さにもよりますが
容器の底に根っこがついている場合は
液肥を容器の1/5~1/4程度入れます。
夏の高温期は、水も腐りやすいので
よく観察しながら水やりしましょう☆
<液肥メモ>
通常は、ハイポニカの指定された液肥の割合で
水やりをしますが、
今年は7~10日に1回が通常の液肥
途中、水が足りなくなった分に関しては
水道水をあげています。
(この間は、液肥が薄まっている状態
または液肥はほぼゼロで水のみという日もあります)
これも実験的にやりましたが
水耕栽培に関しては問題なく成長しました。
ベランダのプランターは
もともと日照不足のため葉の量は少なめでした。
なぜ実験をしたかというと
肥料のあげ過ぎによる弊害も指摘されているため
少ない量でも大丈夫かという実験をしてみました。
100均の水切り容器に直種まき
次の水切り容器によるサニーレタスの
育て方をご紹介します。
(この方法で後に「1株で2度得する収穫」方法を知ることになります)
右側の水切り容器は100均で買ったものです。
水切りの穴からヤシ用土が落ちないように
上の写真のように不織布を1枚敷いてから
ヤシ用土を入れていきます。
左の茶色いものが水につけて増えた後のヤシの繊維の一部です。
水切り容器(深さ約12.5cm)の半分位の位置までヤシ用土を入れました。
もっとヤシの用土があれば入れていましたが
最後に残ったものがこれしかなかったため
少なくなってしまいました。。^^;
そして催芽まきして発芽している種を
下の写真のように蒔きました。(赤丸の部分)
用土の量が少ないので、水やりをしても
乾燥するのが早いです。
発芽して双葉が出てくるまでは
用土がカラカラに乾燥しないように
水やりには注意します。
成長して本葉が出てきていますね↓
下の写真のように葉っぱが重なり合ってきたら間引きます。
間引いたものは食べるか、
他の容器に移植して育てることもできますね(^^)
室内で同じ容器で育て続けると
途中までは順調に育っても
ある日突然枯れてきてしまうという現象が・・・
外の太陽光を直接浴びて育てれば別ですが
室内では、太陽光でもLED照明でも光量が足りないようです。
室内で育てる時は必ず別々の容器で
日照不足にならないように育てましょう。
白いカビのようなものが発生します
水耕栽培をやっていると上の写真の赤い矢印のように
ヤシ用土の表面全体に白いカビのようなものが出てきます。
これは水を使う以上仕方がないのですが
写真のような白いカビは、
カビではなく放線菌と思われます。
実際に写真をメーカーに送り問い合わせたところ
そのように教えて頂きました。
植物に害を与える菌ではなく、
むしろ植物にとって良い菌と言われているようです。
と思う場合はこまめに割り箸などで
地道にとっていくしか方法はありません。
ある程度成長して、根っこが不織布を通り過ぎて
水が溜まる一番下の容器まで達したら
ヤシの用土には水やりはせず
一番下の容器に水を溜めてあげれば問題は解決します。
室温が高いと翌日には空っぽに
なっていることもありますが
空っぽになっていても毎朝
水やりをしてあげれば大丈夫です。
深さ1~2cm位の目分量で適当にあげています。
(あくまでも目安です)
入れすぎるとかえって酸素不足や
真夏は根腐れの原因にもなるので注意した方が良さそうです。
次回はたまたま発見した
1株で2度楽しめる?!収穫方法をご紹介いたします。
最後に
簡単に育てられて虫もつかない
水耕栽培のサニーレタスの栽培方法
種まきの仕方はいかがでしたでしょうか。
新鮮な採りたてのポリフェノールたっぷりの
サニーレタスはスーパーではなかなか手に入りません!
是非、ご自宅で育ててみて下さいね。
最後までお読みいただきまして
ありがとうございました☆
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