私は「パクチ二スト」ではなく
アロマセラピストですが
パクチーは、アロマ(精油)の
「コリアンダー」と同じ植物でなんですよね。
ちなみに中国では「シャンツァイ」と呼ばれているものです。
管理人も今年は室内でペットボトルによる
水耕栽培に挑戦してみました♪
ちなみに畑もあるので、
畑では3月から種まきをスタートします。
ある程度、記録を残して実践編として
改めて記事をUPする予定です。
ここではペットボトルによる
室内栽培の方法と
あまり知られていませんが
あなた好みのパクチー(コリアンダー)の種に
育てるコツをご紹介します。
毎年、あなた好みのパクチー
(コリアンダー)を育てて
1年中パクチーライフを満喫しましょう♪
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目次
パクチーとコリアンダーは同じ植物
一般的にパクチーと呼ばれているのは
私たちがよく食べる葉っぱの部分を表しますが
コリアンダーと呼ばれているのは
カレーなどのスパイスに使われていますね。
「アロマのコリアンダー」は種子を
水蒸気蒸留して取り出したオイル(精油)です。
葉っぱと種子で香りは異なり
葉っぱのパクチーはカメムシのような匂いで
好き嫌いがわかれます。
ちなみに私はまーまー好き(笑)
でもトムヤンクンは大大大好きー!!!
ここ数年はやっとパクチーも認知されだし
パクチ二ストとやらも出現しているようで
スーパーやコンビニでもパクチーの商品が
店頭に並ぶようになりましたね。
パクチー(コリアンダー)は、
種、苗から栽培できますが
根が傷つきやすいことから
種から育てるのがおすすめです。
移植もしない方が傷つくリスクを減らせるので
直接、畑やプランターなどに蒔くことをおすすめします。
種蒔きの時期はいつ?
パクチー(コリアンダー)の
種蒔きのシーズンは年に2回
春:3~4月
秋:9~10月
春蒔きよりも秋蒔きの方が
害虫の被害に悩まされずにすみ
株も大きく育ちます。
春の場合は、気温上昇の時期で
成長も早いため「とう立ち」と言って
成長が始まるサインなのですが、
葉菜類の多くは、とう立ちが始まると
栄養成長が止まり
葉が固くなり味が落ちてしまうので
その前に収穫する必要があります。
つまり春蒔きの場合は、
収穫期間が短くなってしまうんですね。
そのため秋蒔きの方が長く収穫も楽しめます。
さらにもっと欲張りのあなたは
室内で育ててみてはいかがでしょうか。
室内栽培の時期:1年中
室内なら季節を気にせずに1年中栽培が可能です。
また水耕栽培なら土と比べても
害虫被害に悩まさっれることも少なくなるでしょう。
移植を嫌うパクチー(コリアンダー)ですから
ペットボトルやプランター栽培の方が
移動もらくらくで便利ですね。
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こだわりたい種の選び方
種蒔きの時期を決めたら、それまでに種をゲットします。
自宅で育てたい方の中には
無農薬で安心安全なパクチー(コリアンダー)を
食べたいからということもあるでしょう。
その場合は、種にもこだわることをおすすめします。
「F1種」「ハイブリット」
「○○交配」などと記載されている種があります。
これは2つ以上の品種をかけ合わせて交配させて
人工的につくった種で昔から代々受け継がれた
本物の種とは言えないものなのです(≧∀≦)
本物の種は、固定種、在来種などの表示があるもの。
または表示が何もないものもあります。
本物の種で育てた野菜は、見た目も不揃いで、
成長にもばらつきがあるため扱いにくいのです。
そのため扱いやすく売りやすい野菜にするために
F1種などに品種改良されています。
F1種からは翌年に種を採ることは難しいのです。
もし採れたとしても親と同じ形や性質を
維持することは難しいと言われています。
そのため毎年パクチー(コリアンダー)を
F1種などの交配種で育てたい場合は
毎年種を購入しなくてはならないのです。
せっかく自宅で育てるならば
一代限りで終わらせるのではなく
花を咲かせて種をとり、
翌年へと命を繋げていきたいですよね。
固定種、在来種なら初年度に1回購入し
最後まで育てることができれば種をとることもできます。
その中から良く育ったパクチー(コリアンダー)の
種だけを選んで毎年育てていくと
あなた好みのパクチー(コリアンダー)の
固定種の出来上がりです。
スーパーやお店では食べられない
あなた好みのパクチー(コリアンダー)に
育ててみるのも面白いですよね。
これから育ててみようと思うあなたは
種からこだわってみることをおすすめいたします。
種についてはこちらの別記事をご覧ください。
>>野菜を育てるならどっち?種と苗の違いと選んではいけないものをご紹介
室内での水耕栽培で1年中パクチー(コリアンダー)を楽しもう!
我が家のベランダは午前中の半日しか
陽が当たりません(><)
日照不足から昨年、育苗したサニーレタスの
発育は遅くなり、畑への移植も遅れ
結果的に本来の収穫量よりかなり
少なくなってしまいました。
こんな条件の悪い自宅でも
太陽のかわりに電球さえあれば室内でも
育てることができるということで
パクチー(コリアンダー)に関しては
電球を利用することにしました。
まずは発芽をさせよう!
発芽の適温:15~25℃
種蒔きから8~14日くらいで発芽します。
発芽率は種によって異なります。
(私の購入した種は70%の発芽率でした)
今回は水耕栽培なので土のかわりに
キッチンのスポンジを利用して発芽させます。
用意するもの
キッチンのスポンジ
(片面が不織布で固いものを使いましたが、なくてもOK)
トレー、ピンセット(またはお箸)、ハサミ
- スポンジを3cm角に切り
固い面に十字の切り込みを入れる。
多めに種を蒔いて良いものだけを選ぶようにしましょう。
片面に不織布があるとバルブベースなどの
容器を利用した時にすべり止めの役割を果たします。
- スポンジにたっぷりの水を含ませる
-
発芽率を高めるために種の殻を指やハンマーなどで割る。
ピンセットやお箸で種をとり
スポンジの十字部分に2~3個入れるセリ科のパクチーは好光性種子といって
光が当たると発芽が促進されるので
種が見えるようにスポンジへ入れましょう。 - トレーにスポンジを並べ、容器の底が水で浸る程度注ぎます。
発芽するまでは水が乾かないように注意すること
実際に私が種の殻を爪で破りましたが
殻は種にくっついた状態になっていたため
2つに分割しただけの状態で種まきしました。
水分を吸収するので殻もふやけると思うので
芽が出てくれば殻もスムーズに破れそうです。
種をたくさん袋から出してしまったので
スポンジ1ヶ所につき4,5個の種を蒔いてみました。
元気なものを残して間引きすれば問題ないので。。。(^-^;
室内の温度計によると14度になっていたため
不織布をかけて保温しながら発芽を待つことにします。
水耕栽培用に販売されているスポンジもあります。
自作キットのペットボトル容器の作り方と栽培方法
発芽が始まったらすぐにLED照明を
当てるようにします。
スポンジ培地の底から
根っこが出ていることが確認できたら
大きな容器に移し替えます。
ここでは簡単に作れるペットボトルを容器にしますが
球根を育てるバルブベースを利用してもOKです。
ペットボトル容器の作り方
用意するもの
ペットボトル500ml以上
水耕栽培用の培養液
カッター
(場合によってはフェルトなどの布)
- ペットボトルの上の方の1/3位
のところをカッターで切り離す
切り口はテープなどで保護をしておくと安全です
- キャップを外した口の部分を逆さにし
下の部分にセッティングします
- スポンジに届くまで養液を入れますが
容器が大きく届かない場合は
フェルトなどを写真のように入れてから
スポンジをはめ込むようにします。
- 根っこの部分に光が当たらないようにする
光が当たると藻が生え育たないため
アルミホイル、空き箱、紙袋などを利用してカバーします
養液をつくるときのポイント
養液を作る時もペットボトルを利用すると便利です。
養液の希釈率を計算する時に簡単なことと
養液を作った後にキャップをして
よーくシェイクすることで空気が混ざり酸素が増えるからおすすめです。
水耕栽培についてのまとめ記事はこちらです!
>>ペットボトルでもできる水耕栽培の種まき方法のまとめ
>>野菜を室内で水耕栽培するときに便利なものまとめ
栽培方法と収穫時期
- 写真のように本葉が1~2枚になったら
生育が悪い株を間引き1株にします。
(根元をハサミでカットする)
- 根っこがのびて養液まで届けば
フェルトはなくても大丈夫です。
その時は根っこが半分養液に浸る程度にします。
半分は空気にふれ呼吸をしやすくするためです。
水を入れている下側のペットボトルの方に
空気穴を開けるとより新鮮な空気にふれやすくなりますね。養液は1~2週間ごとに交換します。
- 収穫は30日位たった頃から
大きく育った茎から収穫します。
開花前までに収穫は終えるようにします。翌年の種用に形と味の整った株は
花を咲かせて種も自家採取しましょう。
- アブラムシなどの害虫は
室内でもつきやすいので発見したら
水洗いしましょう。
害虫を発見したらアロマで防虫できるかも
実験してみたい思います☆
収穫時期は数ヶ月間続くので
室内で水耕栽培することで
1年中食べることできますね♪
【2018.3.12追記】自然生えのパクチーは強い
今年、私がお借りしている畑には、
自然生えしているパクチーがたくさん。
雑草とともに生えている強いパクチーたち
下の写真はまだまだ一部です。
2月の寒い時期の葉っぱは、もっと薄っぺらく
地面を這う程度だったのですが、
3月になり暖かくなったこともあり
葉っぱが太陽を求めて立ち上がり成長していました。
パクチーがあると私の畑作業ができないので
このパクチー達は、てっきり収穫してしまうのか
と思ったら全て根っこから掘り起こし別の畑に移植をすることに。
この自然生えのパクチーは、苗になるんですね。
実際にパクチーを掘り起こしてみると
株同士の根っこがピッタリ2,3個くっついて
生えているものが多くありました。
それはそうですよね。
パクチーが人間のように間隔を守って
種を蒔いているわけではないし
パクチーの種は1つの殻の中に
2つ入っていますから自然生えしたものは
2株くっついていても不思議ではありませんね。
生えている量はパッと見では30株程度かな・・・?!
と思っていましたが、掘り起こして移植してみると
100株以上になったのではないでしょうか。
根っこがくっついている株は、
1つずつ離して移植した写真です。↓
ずーっと先まで2.5列ほど移植しました。
一般的に春のパクチーの種まき時期は3~4月で
移植を嫌うと言われていますが
その土地に根付いているパクチー達は強いですね。
移植する時もそれほど気をつかわず
時間がないこともあり流れ作業で次々に移植
水たまりができそうな凸凹したパクチー畑になりました(笑)
1月の寒い時期にも既に葉っぱが生えていましたが
その時は青々とした葉っぱというよりも
元気がなく枯れてしまいそうなイメージでしたが
そんな心配をする必要は全くありませんでしたね。
私もいずれ無肥料でも野菜が自然生えするような
多様性のある畑に関わる一員として活動しょう!
(畑の主、というよりも人間も自然の中の一員という意味で表現してみました)
畑にいたてんとう虫さん↑、仲がいいですね。
多様性がある時点で見た目には
畑とは言えないのかもしれませんね。。(笑)
パクチー(コリアンダー)の豆知識
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まとめ
パクチー(コリアンダー)の種蒔きの時期は年に2回
春:3~4月
秋:9~10月
室内栽培の時期:1年中
●水耕栽培で発芽をさせるために
- スポンジを3cm角に切り十字の切り込みを入れ水を含ませる。
-
種の殻を割りスポンジの十字部分に2~3個入れる
- トレーにスポンジを並べ、容器の底が水で浸る程度注ぐ
- 発芽したらLED照明を当て
スポンジ培地の底から根っこが確認できたら
大きな容器に移し替える。
●ペットボトル容器の作り方
ペットボトルの上の方の1/3位のところをカッターで切る。
キャップを外した口の部分を逆さにし
下の部分にセッティングする。
スポンジに届くまで養液を入れ
容器が大きく届かない場合は
フェルトなどを入れてからスポンジをはめ込む。
●栽培方法と収穫時期
本葉が1~2枚になったら間引き1株にし
根っこが半分養液に浸る程度にする。
収穫は30日位から収穫しアブラムシなどの
害虫は発見したら水洗いする。
翌年の種用に形と味の整った株は
花を咲かせて種も自家採取し
あなた好みの種の出来上がり。
あなたも室内で栽培をすることで
パクチー(コリアンダー)探しや、
お店でパクチー(コリアンダー)を
買い求める必要もなく
さらには農薬や価格も気にせずに
これからは好きなときに
あなた好みのパクチー(コリアンダー)の味を
楽しむことができますね!
最後までお読みいただきまして
ありがとうございました☆
関連記事はこちらです!
>>パクチーの水耕栽培は室内で!ペットボトルの活用その2
>>スポンジ培地とそれ以外の水耕栽培の育て方についてまとめた記事
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